タイムウォーカー零 飛鷹ゆうき 全4巻
1991年・・・。
ちょ~っと古いですが、妙に印象に残ってる作品です。
主人公・刹那零、通称ゼロは、時間の壁を自由に越えることができ、
それを利用してあこぎな金稼ぎをしています。
過去に消失した美術品を取ってきたり、死んだはずの人を助けたり。
でも依頼料は数億円・・・。
そんな彼が、集めると世界の支配者にもなれるという漏尽珠に関わり、
一族の秘密に触れていきます。
どちらかというと、前半の金稼ぎしてるゼロの方が面白いかもしれません。
過去に行って、怪我でプロ野球選手への夢を失ったヤクザの息子を助ける話。
財産目当ての親族のせいで植物状態になってしまったお嬢様を助ける話。
コミカルですが、感動させられる話が続いています。
2巻途中から趣が変わり、漏尽珠をめぐる話へと移ります。
ここから、
ライバル・九条京介
ヒロイン・一柳斎はるか
など加わり、超能力大戦の様相を増してきます。
なんでも見通せる天眼通、人のできないスピードで動ける神速通。
天草四郎やら柳生十兵衛やら登場し、なかなか心躍る展開だったのですが、
今ひとつ早足だった気も・・・。
それはそうとこの作品、ヒロインが物語の後半で「
妹」と判明します。
その直前には、
恋愛へと進むようにも思ったのに・・・。
あだち充先生の「虹色とうがらし」では、妹でも血が繋がらないって設定でくっつけます。
「みゆき」もしかり。
しかし、残念ながらこの作品では、そういう展開はなく、
ライバルにあっさり取られます。
それでいいのか?!主人公!
そこは
血が繋がっててもがんばれよ!と言いたいですよ。
なんだか打ち切りっぽく終わったのは、きっとそのせいですね!
妹萌えが足りないばかりに?終わってしまった「タイムウォーカー零」
ですが、設定と物語は今でも十分楽しめる作品です。一読いかがでしょうか?
コメント一覧
エムゼロの復活を!!!
そうですね!久々の短編集も出たことだし、考えてみます~。
度々なんですが、エムゼロがジャンプのお尻に!!何とか『わたほんさん』のお力で人気復活を~~~
後がボーボボだけっていうのは泣けてきますね~(TT)がんばって欲しいですね!